値上げが続くTOEIC受験料【それでもヨーロッパ諸国より大幅に安い】

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TOEIC受験料の推移

2020年3月までのTOEIC試験の価格は5830円であり、大多数の人にとってかなり手頃な価格となっていました。つまり、受験を希望する人なら誰でも簡単に購入することができたのです。さらに、この料金は日本全国で適用され、TOEICは場所を問わず誰でも受験できる国際標準となったのです。

しかし、2020年4月に受験料が6,490円に値上げされました。この値上げは、受験料が若干高くなったものの、インフレ率に沿ったものであり、ほとんどの人にとってまだ対応可能な料金でした。また、日本全国で共有されることに変わりはなく、TOEICが世界標準として機能し続けることができるようになったのです。

2021年10月からは再び7,810円に値上げされました。この値上げは、人によっては困難を伴うかもしれませんが、この1年の段階的な値上げと比較すると、それほど劇的なものではありません。しかも、日本全国で適用される料金であることに変わりはなく、場所を問わず受験を希望される方には心強いのではないでしょうか。

結論として、TOEICの受験料はこの1年間で若干の値上げとなりました。しかし、日本全国で受験可能であることや、世界的な英語力の基準として通用することなど、TOEICのポジティブな点は変わっていません。

コロナウイルス対策にかかる費用が要因

世の中のあらゆるものがそうであるように、コロナウイルスの大流行によって検定試験の実施コストが影響を受けています。世界的な患者数の増加に伴い、検査を実施する際に適切な安全衛生対策を講じる必要性が高まっています。特殊なマスクの提供、テストセンターの表面の除菌、受験者間の安全バリアの設置などです。これらはすべて、受験料全体の値上げに寄与する必須コストなのです。
これらの追加費用の影響を抑えるため、TOEICの受験料を調整し、管理者が安全な環境を提供できるようにしました。これにより、受験者は、関係者全員の健康と幸福を確保するために最大限の予防措置が取られていることを保証されます。受験者の年齢層が幅広いため、このような配慮はより重要なものとなります。

それでもヨーロッパなどよりは安い

改定後の受験料7810円は、諸外国の受験料と比較してもかなりリーズナブルであることを考慮する必要があります。特に、ヨーロッパの平均が110ユーロ(12,612円)程度であることを考えると、なおさらです。つまり、日本でのTOEIC受験料は、値上げされたとはいえ、まだかなりリーズナブルな水準にあるのです。
結論として、TOEICの受験料の値上げは、試験中のコロナウイルスから安全な環境を提供し続けるために必要なことでした。しかし、世界的に見れば、まだまだリーズナブルな料金設定であると言えるでしょう。

TOEICの受験料割引を利用する

TOEIC(Test of English for International Communication)試験は、英語を母国語としない人の語学能力を判定するために用いられる世界的な語学試験です。多くの企業や大学などの教育機関が、採用選考の一環としてTOEIC試験を利用しています。しかし、TOEICの受験料は、受験者にとっては高額です。幸いなことに、学生個人や団体が低料金で受験する方法があります。その方法をご紹介しましょう。

リピート受験割引を利用する(個人)

個人でTOEICを受験する場合、ETS(Educational Testing Services)が提供する再受験割引を利用することができます。ETSでは、2回目以降の受験料が安くなる「積み上げ式リピート受験サービス」を実施しています。TOEIC試験の申し込み時に、”2回以上の積み重ねを購入する “というオプションを選択するだけでいいのです。そうすると、次の試験の受験料が安くなるのです。ただし、このサービスを利用するには、まったく同じ試験を連続して受ける必要があります。

企業や学校(団体)で賛助会員制度を利用する

学校や団体でご利用の場合は、ETSが提供する賛助会員制度をご利用ください。この制度は、団体や企業が会員をTOEIC試験に登録し、受験料の大幅な割引を受けられるようにするものです。受験を希望するメンバーの人数に応じて、最大で受験料の50%が割引されます。

10名以上でIPテストを受験する(グループ)

グループの一員としてTOEICテストを受けたい場合は、インターネットベースの試験、またはIPテストを受けることをお勧めします。10名以上の団体登録で、受験料総額から20%の割引が受けられます。このオプションは、採用プロセスの一環として、または評価の目的で、メンバーにテストを受けさせたいと考えている企業や教育機関に最適です。このオプションでは、グループの全員が受験料の割引を受け、他のグループのメンバーと一緒に試験を受けることができます。

まとめ

今回のTOEIC受験料の値上げは、感染拡大を抑えるために必要な現在の健康・安全対策に適応する必要性を反映したものです。日本でのTOEIC受験料は以前より若干高くなったとはいえ、ほとんどのヨーロッパ諸国での受験料に比べれば、はるかに安いです。
また、TOEICには受験料割引制度があり、利用するのはとても簡単です。個人でもグループでも、割引を利用すれば、TOEICを受験しやすくなり、かつ雇用主や大学に提出できるような優れたスコアを得ることができます。

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